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2026年1月12日

睡眠障害について②


今回はよく質問を頂く、「睡眠の疑問」について、お答えします。

 

Q1: 睡眠時間は長ければ長いほどいい?
A.長すぎてもよくありません
適切な睡眠時間は年齢や労働環境などによっても異なりますが、成人であれば一般的に6~8時間程度が理想とされています。時間が許す範囲で毎日たっぷり眠ることは一見健康的なように感じますが、じつは平均睡眠時間が8~9時間を超えると、糖尿病や狭心症、心筋梗塞、心房細動、脳梗塞、脳出血などのリスクが上がることがわかっています。

そして、適切な睡眠時間と同じくらい重要なのが、「睡眠休養感」ともいわれる「睡眠の質」です。適切な睡眠時間を確保していても、睡眠休養感が低い場合には、高い場合と比較して前述のような病気のリスクが高まってしまいます。

自分自身の睡眠時間や睡眠の質を知りたい場合は、ヘルスウォッチやスマートフォンのアプリなどを利用して睡眠時間や睡眠時間帯を計測したうえで、その翌日の体調、活動量、日中の眠気などを記録してみましょう。

 

Q2:毎晩夢を見る人は眠りが浅いって本当?
A.毎晩夢を見る=眠りが浅いということはありません
じつは私たちは一晩のうちに数回の夢を見ており、夢を覚えているときだけ「夢をみた」と自覚します。睡眠の段階はレム睡眠とノンレム睡眠に分けられ、一晩に2つの睡眠ステージが周期的に訪れます。なかでも、レム睡眠時には、脳が覚醒に近い状態にあるため、ストーリー性があり覚えやすい夢になるといわれています。そのため、睡眠時に夢を見ること自体が睡眠時間全体における眠りの浅さを示しているわけではありません。

 

Q3:寝だめってできるの?
A.できません。逆に、社会時差ボケを起こす原因になります。
日々の睡眠不足を解消するために、休日は思う存分好きなだけ眠っている……いわゆる「寝だめ」に、意味はありません。休日だからといって夜更かし&遅起きをすると、平日と休日の就寝から起床まで時刻の中央値(真ん中の時刻)がズレて「社会的時差ボケ(ソーシャルジェットラグ)」が発生し、頭痛やだるさを感じる場合があります。例えば、平日は24時に就寝して6時に起床、休日は25時に就寝して9時に起床している場合、平日の睡眠中央時刻は3時、休日は5時となり2時間の「ソーシャルジェットラグ時間」が生じます。

社会的時差ボケが2時間を越えてくると、日中の眠気や睡眠の質の低下につながるため、できるだけ平日も休日も就寝時間・起床時間を一定にすることが大切です。しかし、仕事やプライベートの予定などによっては、どうしても睡眠不足になってしまうケースもあると思います。その場合は、平日と休日で2時間以上のソーシャルジェットラグが起こらない範囲で睡眠時間を延ばし、それでも日中に眠気を感じたら30分以内の昼寝を取り入れて、睡眠不足を解消するようにしましょう。

 

まだまだ色々と質問されることが多くあります。次回にそのお答えをしたいと思います。



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