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2024年7月28日

帯状疱疹ワクチンについて


帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
80歳までに約3人に1人が発症すると言われています

帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみです。
続けて皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。

帯状疱疹の合併症として、皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」が知られています。この痛みは、通常の痛み止めの薬がやや効きにくく、ペインクリニックで神経ブロック治療を受けることもあります。

帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。

 

帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動が大切です。
その他に50歳以上の人は、帯状疱疹の予防接種を受けることができます。

ワクチンには以下の2種類があります。

当院では高齢の患者さんにも強い予防効果が期待できる、シングリックスを採用しています。

接種を希望される方は、電話、あるいは外来受診時にご相談下さい。予約制で接種を計画します。

シングリックスは、1回23,000円で、2カ月空けて2回接種が必要です。

費用がかかるワクチンですが、高い神経痛予防効果は生活面で非常に重要です。

伊丹市では助成制度もありますので、お気軽にご相談下さい。

 

暑い日が続きますが、熱中症に気を付けながら猛暑を乗り切っていきたいですね。

外出する時には必ず水筒などを持参して、充分な水分摂取を心掛けて下さい!



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