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2024年1月14日

インフルエンザウイルス感染などについて


2024年が始まりました。

能登半島地震、今でも多くの方が被災して生活の支援を必要とされています。伊丹市でも一瞬大きな揺れを感じ、以前の阪神淡路、東日本の大震災の記憶が蘇りました。

今年1年間を穏やかに過ごせるように願いながら、仕事を始めさせて頂きました。

 

昨年も新型コロナウイルス (COVID-19) 感染に翻弄されましたが、昨年12月から圧倒的なインフルエンザウイルスの感染拡大、蔓延が始まりました。年始になっても各医療機関で大勢の発熱患者さんを受け入れていますが、多くはインフルエンザA型 感染(時々B型も)、やや少なくなりましたが新型コロナウイルス感染が確認されています。

症状の多くは、37度後半以上の発熱、咽頭痛、倦怠感などで、家族内感染も多くみられています。診断は各医療機関にて抗原検査で行われますが、その他の選択肢として薬局などで市販されている抗原検査キットを購入してご自身で検査をすることもできます。

新型コロナウイルス感染、インフルエンザ感染自体が重症化をすることは現時点において稀で、安静、水分や栄養摂取、適切な対処療法が重要となります。インフルエンザに関して、タミフルを中心とした治療薬は重症化を抑制するというより発熱などの症状を早く軽減することに繋がります。

就学期のお子さんに関して、インフルエンザ罹患後の登校再開はガイドライン通りで発症後6日目からになります。就労されている大人に関しては明確な規定はされておらず、多くの会社では学校と同じ扱いとされており、基本的には解熱確認後3日目から出勤可能とされているようです。必要に応じて職場の方と確認して頂けたらと思います。

ここ最近多くみられるのは、ウイルス感染後に合併する副鼻腔炎、扁桃腺炎、気管支肺炎などです。治療には適切な抗菌薬治療が必要になり、注意が必要です。

 

判断に悩まれる時には、まずはお電話でご相談ください。

今年も地域の皆様の健康維持に尽力していきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

院長 原 聡志



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